木の熱伝導率は、鉄の38.00やコンクリートの1.40をはるかに下回る0.09。つまり断熱性能が鉄の約420倍、コンクリートの約15.5倍。

 1立方メートルの空気中に含むことのできる最大含水量と、厚さ1ミリ、面積1立方メートルの木材の最大含水量は、ほぼ同じです。
  つまり、木は空気の約100倍の吸湿能力があり、その優れた調湿作用で、限られた空間内では湿度を安定させることができます。
  これが、木は呼吸する素材だといわれるゆえんです。

 木は、伐採してからのほうが強度が増します。伐採してから200年くらいは年々強度が増していくのです。そのあと少しずつ強度が低下し、1000年くらいで伐採した当時の強度に戻ります。
 だからこそ、世界最古の木造建築「法隆寺」は建造1200年以上たった今も健在なのです。

 木は燃えても表面が炭化するだけで、芯は残ります。これを炭化皮膜といいます。木には、皮膜をつくって自己防衛する性質があるのです。これも木が生きているという証拠ですね。

   木の持つやわらかい感触、自由に切ったり釘を打ったりできる扱いやすさ、そして、自然素材が持つやすらぎ感。
  生活様式が半分以上洋式になった今日でも、住まいの主流は木造住宅。近年でも、およそ7割が木造で建てられています。

       
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